基本文法(Basic grammar)

1. 変数 :データを保存する箱

プログラミングでは、数値や文字などを後で使うために名前を付けて保存します。これを変数(Variable)と呼びます。現代のJavaScriptでは、主に letconst というキーワードを使って変数を作ります。

  • let: 中身を後で書き換えられる箱。

  • const: 一度入れたら中身を変えられない箱(定数)。


2. データ型 :データの種類

JavaScriptが扱うデータにはいくつかの種類があります。

  • 数値(Number): 103.14 など。

  • 文字列(String): "こんにちは"'JS' など、引用符で囲まれたテキスト。

  • 論理値(Boolean): true(正しい)か false(間違い)の2つだけ。


3. 条件分岐

変数の使い方がわかったところで、次は「もし〜なら、◯◯する」という条件分岐(if文)に挑戦してみましょう。これを使うと、プログラムに「判断」をさせることができます。

例えば、以下のような処理を考えてみます。

  • もし age(年齢)が 18 以上なら → 「成人です」と表示

  • そうでなければ → 「未成年です」と表示

これを JavaScript のコードで書くと、次のようになります。

let age = 20;

if (age >= 18) {
  console.log("成人です");
} else {
  console.log("未成年です");

}

ここで使われている age >= 18 の部分は、比較演算子と呼ばれます。

では、ここで一つ問題です。 「もし age が 20ちょうど の時だけお祝いのメッセージを出したい」場合、if のカッコ中にはどのような記号を書けばよいでしょうか?(ヒント:JavaScriptで「等しい」を表すには = を3つ並べます)

  1. age = 20

  2. age === 20

  3. age > 20


4. リストを扱う:配列

基本ロジックの仕上げとして、たくさんのデータをまとめて管理する配列(Array)を覗いてみましょう。

例えば、好きなフルーツの名前をいくつか並べて保存したいときは、[] を使って次のように書きます。

let fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];

配列の中身を取り出すときは、インデックス(添え字)という番号を使います。ここで面白いのが、プログラミングの世界では数は 「0」から数え始める というルールがあることです。

  • fruits[0] → "りんご"

  • fruits[1] → "バナナ"


5. 処理を繰り返す:ループ(for文)

配列の中にデータがたくさんある場合、一つずつ手作業で取り出すのは大変です。そこで登場するのがループ(繰り返し処理)です。

for 文を使うと、「配列の端から端まで順番に同じ処理をする」といった命令が出せます。

let fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];

for (let i = 0; i < fruits.length; i++) {
  console.log(fruits[i] + "を食べます");

}

このコードを実行すると、次のように表示されます。

  1. りんごを食べます

  2. バナナを食べます

  3. みかんを食べます

ここで、コードの中にある fruits.length という部分に注目してください。これは「配列の要素の数(長さ)」を表します。



主な比較演算子

  • >: 左辺が右辺より大きい場合にtrueを返します。

  • <: 左辺が右辺より小さい場合にtrueを返します。

  • >=: 左辺が右辺以上の場合にtrueを返します。

  • <=: 左辺が右辺以下の場合にtrueを返します。

  • ==: 値が等しい場合にtrueを返します(型の違いを無視)。

  • ===: 値と型が両方等しい場合にtrueを返します(厳密等価演算子)。

  • !=: 値が異なる場合にtrueを返します。

  • !==: 値または型が異なる場合にtrueを返します。

コード例

以下は、比較演算子を使用した基本的な例です。

// 数値の比較
console.log(10 > 5); // true
console.log(10 < 5); // false
console.log(10 >= 10); // true
console.log(10 <= 9); // false

// 等価演算子と厳密等価演算子
console.log(5 == '5'); // true(型を無視)
console.log(5 === '5'); // false(型が異なるため)
console.log(5 != '5'); // false(型を無視)
console.log(5 !== '5'); // true(型が異なるため)